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納税通信3898号 vol.3
【定年間近にiDeCoの受け取り 一時金形式と年金形式、どっちが得?】

November 26, 2025

その他

Q3 定年間近にiDeCoの受け取り 一時金形式と年金形式、どっちが得?

 

 もうすぐ定年の父が、iDeCoをまとめて「一時金」で受け取るか、「年金」のように分けて受け取るかで迷っています。退職金のことも考えてどちらが税金面で有利なのかを教えてください。

 

A3 退職金が多い人は、退職金とのダブル課税を防いで税負担を分散できるので、iDeCoを「年金形式」で受け取るのがおすすめです。

 

 iDeCoの受け取り方は「一時金」「年金」「一時金と年金の併用」の3種類があります。この受け取り方の違いで税金の扱いが変わり、一時金で受け取る場合には、税制上は「退職所得」として扱われ、「退職所得控除」が適用されます。控除額は勤続年数(または加入年数)で増加しますが、同じ年に会社の退職金を受け取ると控除枠が統合されてしまい、結果的に課税対象が増えるケースが多いです。
 一方で、年金形式で受け取る場合には「雑所得」として扱われ、「公的年金等控除」が使えます。控除額は年齢や受取額に応じて決まり、所得税・住民税の負担を抑えやすくなります。
 そのため退職金が多い人は、iDeCoを年金形式で数年にわたって受け取ることで、退職金との課税時期を分けることができ、税負担を分散できます。

 

 退職金が少ない人や自営業者など退職金制度がない人は、退職所得控除を最大限に使える「一時金」での受け取りが有利です。

 


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