Blog
税務情報
納税通信3678号 vol.2
|
その他 |
---|
Q2 購入かリースか? メリットとデメリット
機械の増設を検討していますが、購入するかリースにすべきか迷っています。双方のメリットやデメリットを教えてください。
A2 リース契約は、購入に比べると総支払い金額は割高になってしまうものの、メリットも多くあります。
リース会社から機械設備などを長期にわたって賃借するリース契約の主なメリットとして、まずは費用が一定であるため損益の見通しを立てやすく、頭金が不要なため、初期投資を軽減することができる点が挙げられます。月々のリース料は、全額経費として処理できます。もちろん、リースであれば固定資産税や償却資産税が不要です。このほか、陳腐化リスクの防止、金融機関の買い入れ枠の温存、減価意識の徹底が図れます。
一方、デメリットとしては、リース料金にはリース会社が納める固定資産税や保険料、金利などが内包された金額となっているため、総支払い額が購入に比べ高くなることが挙げられます。また、原則としてリースは中途解約ができず、契約期間満了後はリース会社に物件を返却しなければならず、引き続きリース物件を使用するには、再リースする必要があることも覚えておいてください。
一定の設備投資をすることで、税額控除など優遇税制の対象となる場合があります。リース契約では該当しませんので、対象となる資産が税額控除の適用が受けられるかも検討した上で判断しましょう。
『納税通信 』 は、オーナー社長向け財務・税務専門新聞です。
発刊から約70年、経営者のみならず、会社経営のパートナーである税理士等専門家からも貴重な情報紙として多くの支持を得ています。
税務のご相談は増田浩美税理士事務所 まで