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税務情報
納税通信3868号 vol.2
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Q2 実費精算と定額の日当 出張多い企業ならどっちがいい?
わが社では出張旅費を実費精算しています。今後は事業拡大で出張の増加が予想されることから、旅費規程を作成して、日当の支払いも検討しています。決められた金額の日当の支払いと実費での経費精算、どちらがよいのでしょうか。
A2 出張の多い企業であれば、実費精算よりも日当の支払いをオススメします。
旅費規程に基づいて支払う日当も、実費精算も、税務面の大きな差はありません。ただ、経費精算の手間が簡素化される利点などを考えると、出張の多い企業であれば、日当のメリットが大きくなる可能性が高いです。
出張旅費等についての取り扱いを定めた規定に基づいて支払われる日当は、支給する会社や事業主は経費として取り扱うことができ、受け取る役員や従業員は、給与として扱われないため、税金や社会保険料がかかりません。
実費精算もその点は同様です。ただし、細かい経費精算の手間の削減や、経費業務の効率化を考えると、日当を支給するほうがメリット大きくなります。
日当の金額について特に基準はありませんが、常識の範囲内で設定してください。近い出張と遠い出張とで区別して、1日に対し一律に規定すると良いでしょう。また、役職に応じて変更するなら、その旨について記載する必要があります。
『納税通信 』 は、オーナー社長向け財務・税務専門新聞です。
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